8月20日の段級審査前日。最後のサムライへの手向け(たむけ)
いや、自ら向き合わなかった現実への、僕なりの決着。
彼女への僕なりの…なんて言ったら正解なのか?感謝なのか?
彼女が受ける段級審査は、2段への挑戦。(ちなみに僕は初段…)
そうか、越えていくのか…
この審査を終えると、彼女の、彼女の決めた道へ進むことが決まってる。
残念だけど、いや、ひょっとしてってのがまだ僕の中に残るけど…もう、この衣装を身にまとうことがないのかもしれないってことで…
僕は、成長した娘に感謝の意を込めて立ちはだかることにした。
1ヶ月前に行った2年ぶりの練習後、全身筋肉痛に耐えた日々。
いや、そんなこと、言ってる場合じゃない。
僕なりの決着を、彼女とつけるために、今一度疲れた体にムチ打って。
練習は、基本稽古をした後に、面、小手に対する応じ技、そして1本勝負!
応じ技でも、仕掛ける方、受ける方ともに必ず1本とるようにド真剣。
気温の高い体育館だからこそ、一瞬にかける1本をとるための練習。
勝負が決したならば、休憩してもいいっていうルール。
息子、娘2人との勝負は…
どうだったんだろう?
もう、そんなことはどうでもいいなって。
でも、真剣に勝負はしたんだと思う。でも、うれしくて、楽しくて、充実してて。
ともに歩んできた、それぞれの剣道。それぞれの人生。それぞれのミライ。
どんなミチを、これから選んだにしても、僕は君たちの先輩なんだし父なんだよ。
交えた竹刀、ぶつかり合った体だけがそれを証明してる。
ラストサムライ
なのかもしれないけど、魂がいつまでもあなたの心に残っていてくれれば いいなぁ