血のたぎり

不破郡剣道錬成大会を見学。

娘が二人、試合に出るのでビデオ撮影に。

軽い気持ちで会場入りしましたが…

まづ、驚いたのはその二人の娘の成長ぶり。

幼いころ、どれくらいだろう?

ともに防具を担いで練習したのは…

4、5年になるのかもしれない。

凛々しくもたくましく、果敢に打ち合う姿は本当に心が打たれました。

「なんでもっといっしょに練習してあげられなかったのか…?」

とても後悔しました。中学生の彼女は今日で中学剣道最後なのに。

練習してきた日々のつらさ、想いが試合後の涙で物語れ、僕の心をまた、たたきます。

父として。

私の父は全くの仕事人間でした。幼いころの家族旅行は記憶に残る1度だけ。

授業参観も、剣道の試合もきっと来てもらってなかってような…

そうなってはいかんなぁって思ってたのに。

自分ができることは…なんなんだろうね?

仕事師として。

家族が幸せに暮らすためのお金を仕事をさせていただいたお客様から少しだけ

わけてもらう。お客様に満足していただくために費やす日々。

また、お客様を獲得するため日夜活動する日々。

地域人として。

生まれ育った町だから。ここに根差した商売だから。

僕のできる限りのおんがえしができるのならば。

できることでいろんな場面に活動に参加しようとする日々。

私の選択はどれが正しいかったのか?

言い訳はしない。

少しだけ後悔してるのかもしれないけど、振り返ることもできず

また一歩、前に足を進めることしかできない。

一度しかない、人生 だから。

けど…

もう一度、もどりたい。汗臭くて、がむしゃらで 後先考えんくらい

肉体の限界まで剣の道に打ち込んでた時代に。